DxRec2の使い方

 

ここではキャプチャソフトであるDxRec2について説明します。

スクリーンショットと動画、双方に使えるので

ブログなどを書く人には役に立つソフトです。

 


DxRec2とは

 

DxRec2とは主にゲーム画面を撮影できるキャプチャソフトです。

いわゆるスクリーンショットと呼ばれるプレイ画面の静止画を撮影したり、

プレイ画面をそのままAVI形式の動画として撮影することができます。

 

本来は有料のシェアウェアなのですが、一部の機能が制限された試用版があるので

動画撮影の初心者も気軽に扱うことができます。

プレイ画面を撮影するだけなら試用版でも問題はないでしょう。

 

試用版での制限事項

試用版で動画を撮ると自動的に画面上部にDxRecのロゴが表示されます。

それほど大きな文字でもなく、制限もこれだけなので気にならないのならば問題ないでしょう。

 


まずはダウンロード

 

DxRec2を使うためにまずはダウンロードをしましょう。

下記のURLよりDxRec2のサイトへ飛べるので、

Downloadのタブをクリックし、ページ上部にある

ダウンロードと書かれている場所から最新版を入手できます。

http://www.hdbench.net/ja/dxrec2/index.html

 

ダウンロードできるのは試用版になりますが、

機能制限があるだけで試用日数に制限はないので

期限などを来にせずに使うことができます。

 

ダウンロードした物はZIP形式なので解凍ソフトを使い解凍しましょう。

解凍したフォルダの中には図のように6つのファイルが存在します。

・DxRec2.x86.exe:DxRec2の32bit版。32bitPCで使用。

・DxRec2.x64.exe:DxRec2の64bit版。64bitPCで使用。

・DxRec2Encoder.exe:撮影した動画をエンコードする

・uninst.exe:アンインストール用

どれが何なのかは把握しておきましょう。

 


機能の説明

 

DxRec2を起動するとタイトルロゴが表示された後、以下のウィンドウが表示されます。

 

?表示

・表示サイズ…表示される文字のサイズの設定。2〜8まで

・表示タイプ…表示される早さ?

>FPS表示…動画撮影中にFPSを表示する。特に要らない気がする

>時刻表示…動画撮影中に時刻を表示する。これも要らない気がする

>日時表示…動画撮影中に日時を表示する。さらに要らない気がする

>改行する…上記を複数チェックした場合に改行して表示するかどうか

・表示場所…チェックしたものをどの位置に表示するか。マウスクリックで表示場所を変更可能

 

?映像

・保存フォルダ…動画の保存先を設定。任意の場所に設定可能

・録画FPS…1秒あたり何枚の画像を撮るか、つまり動画の滑らかさの設定。パソコンスペックによるが30あたりにしておけば問題なし

・画質…文字通り動画の画質。どうするかはパソコンスペックと相談

・縮小…動画を撮ると縮小された状態で撮影される。なしでフルサイズ

・サイズカット…指定された範囲の部分を撮影対象から除外する

>サイズカットフレームを表示する…動画撮影中に実際に撮影される範囲を囲む

>カーソルを追加…多分マウスカーソルを含めるかどうか?メイプルストーリーではチェックを外しても普通にマウスカーソルが入る

>起動と同時に録画…文字通り。勝手に録画されても困るので外しておくといい

>参照型AVI…これにチェックを入れると動画が2つのファイルに分割され、通常よりも容量が小さくなる

          長時間録画に適しているがDxRecEncoderかDxRecに対応したエンコードソフトを使わないとエンコードできない

>表示項目も録画…表示タブでチェックを入れたFPS表示なども録画する。特に要らない

 

?音声

・オーディオ有効…チェックを入れるとゲーム内の音も録音する

・デバイス…使用するオーディオデバイスを設定する

>VistaSound…基本はこれだがパソコンスペックや録画時間によっては音ズレが生じる可能性がある

           これはOSがvistaの場合にある項目だが他のOSにも同じようなのがあるはず

>ステレオミキサー…音ズレが起きる場合はこっち。ただし音量が異様に小さくなる

              イヤホンを挿して音量を上げまくって撮影するかエンコードソフトで音量を調整するといい

・音質…44000Hzか48000Hz 、16か32bit、 stereoあたりに設定しておけば問題なし

 

デバイスは実際に撮ってみて音ズレしない方を選ぶといいでしょう。

 

?静止画

・保存フォルダ…スクリーンショットの保存先を設定

・保存形式…画像の圧縮形式を設定

>BMP…ビットマップ。圧縮なしのフルサイズ。画面で見たままの画像が撮れるが容量がべらぼうに大きくなる

>JPEG…ジェイペグ。主に写真とかフルカラー画像で使われる形式。メイプルストーリーのSS機能で撮るとわかるが画質が大分劣化する

>PNG…ピング。ほぼBMPに近い見た目で撮れる。容量はJPEGよりは大きいが綺麗な画像を使いたいならこれ

>GIF…ジフ。256色で圧縮。容量がかなり小さくなるがスクリーンショットには向かないか。バナーとか文字とか小さい画像向け

>TIFF…よくわからんが印刷に向いた形式

・画像サイズ…撮影した画像を自動的に拡大・縮小して保存

・JPEG品質…低、中、高、最高の4段階。JPEGで撮る時のみ

・連写モード…連続撮影を可能にする。チェックが入っていないと連打してもそんなに多くは撮れない

 

ブログに使うならPNG形式がオススメ。

 

?キー設定

・表示場所…表示タブでチェックを入れた項目の位置をプレイ中に変更できる?とりあえず要らん

・表示/非表示…表示タブでチェックを入れた項目の表示/非表示を切り替える。これも要らん

・録画…一度押すと録画開始、もう一度押すと録画停止して保存。撮る気がない時に間違って押さないように注意

・静止画…押すとスクリーンショットを保存。自分が使いやすいキーを設定するといい

 

設定する場所をクリックして設定したいキーを押せば変更されます。

Ctrl、Shift、Altとの組み合わせも可能なので

間違って押すと困る録画は組み合わせて設定するのがいいかもしれません。

 

?オプション

・スプラッシュスクリーンを表示…起動時に出るタイトルロゴ。邪魔なのでチェックを外しておくといい

・起動時に最小化…文字通り。最小化するとタスクトレイに収納される

              再び表示したい場合はタスクトレイのアイコンを右クリックして画面の表示を選択

・閉じるボタンで最小化…文字通り。終了したい場合はタスクトレイのアイコンを右クリックして閉じるを選択

 

?ターゲット

撮影するターゲットとなるプログラムと除外するプログラムの設定。

メイプルストーリーは対応されてるので設定する必要は特になし。

 


撮影する

 

設定を終えたら実際に撮影してみましょう。

DxRec2を起動した状態でメイプルストーリーを起動し、

設定したキーを押せばプレイ画面を撮影することができます。

DxRec2はメイプルストーリーに対応しているので、撮影するとファイル名が

MapleStory_YYYY_MMDD_HHMMSS.NN.拡張子

という風に年月日時分秒と、時間が被っていた時用の番号まで書かれて保存されます。

そのため続けて撮ってもファイル名が被ることなく保存することができるわけです。

 


エンコードする

 

動画を撮影し終えたら編集やアップロードをするわけですが、

そのままではファイル容量が大きすぎて一部の動画サイトにアップロードすることはできません。

また、参照型AVIで撮影した場合はファイルが分割されているためそのままアップロードすることができません。

そこで撮影した動画ファイルをエンコードする作業が必要になります。

 

youtubeなどでアップロードすることを想定しているなら、付属しているDxRecEncoderでも問題ないかと。

ニコニコ動画などファイルサイズやビットレートが制限されている場合はAviUtlやつんでれんこなどが適しているかと。

DxRecEncoderを起動すると下のようなウィンドウが開きます。

起動後、上部のメニューからファイル→ファイルの追加を選び、エンコードする動画を選択します。

動画を選択するとビデオ、オーディオのタブが出現しエンコードの設定を選ぶことができます。

 

・ビデオタブ

・コーデック…ファイルの圧縮形式

・サイズ…動画の横×縦のサイズ。メイプルストーリーの画面サイズに合わせるといい

・フレーム/秒…FPS。撮影時と同じ30が無難

・ビットレート…1秒あたりのデータ量。大きくすると画質・音質が上がるが容量が大きくなる

         小さくすると容量が小さくなるが時折カクつく。カクつかない程度に増減させるといい

・秒/キーフレーム…動きの起点となる瞬間をどのくらいの頻度で置くか。

            どれだけ動く動画かで適した数値が異なるがわからないなら特にいじらなくてもok

・品質…動画の品質。色々試して妥協できる数値を見つけるといい

・バッファ…動画データをメモリ上に蓄える時間。特にいじらんでもok

・言語…文字通り

 

著者がエンコードする時は画像のように設定して、動画の時間に応じてビットレートをいじっています。

 

・オーディオタブ

・コーデック…圧縮形式

・フォーマット…音質の設定

>CBR…固定ビットレート。音ズレさせたくない場合はこちらが無難

>VBR…可変ビットレート。音が小さいところと大きいところで音のデータ量を変化させる

      品質は良くなりやすいが音ズレが起こりやすい気も

・言語…文字通り

・バッファ…音声データをメモリ上に蓄える時間。特にいじらなくてもok

 

著者がエンコードする場合は上の画像のように設定しています。

これらの設定はメニューのエンコード→設定の保存を選ぶことで現在の状態を保存でき、

エンコード→設定の読み込みを選ぶことで後から設定を呼び出すことができます。

設定が終わったらエンコード→開始を選ぶことでエンコードが開始されます。

エンコード中はCPUがフル稼働するので余分なアプリケーションは予め終了させておき、

後は余計な操作をせずエンコードが終わるまで待っていましょう。

エンコードには大分時間がかかるのでパソコン以外でやることがある時にやっておくのがいいでしょう。

 

動画をエンコードしたら再生してどうなったか確認してみましょう。

納得がいったなら動画サイトにアップロードなりするのがいいかと。

アップロードの仕方は動画サイトによるのでそちらの使い方を見るといいでしょう。

 


DxRec2を使えば気軽にスクリーンショットや動画を撮影することができます。

ブログを書くために、もしくはプレイの記念に使ってみるといいでしょう。


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